飯山一郎の『チャートで明日を読む!』

   「門松は 冥土の旅の一里塚
       めでたくもあり めでたくもなし」

   この歌の作者は,一休さん.一休禅師だ.
   正月,一休さんは,しゃれこうべ(頭蓋骨)を振り
  かざし,歌いながら京都の街を歩いて,人の命の 
  はかなさを説いてまわったという.
 
   今年の正月,私は一休さんの教えのとおりに,
  浮かれず,酒も飲まず,TVも見ずに過ごした.
   
    「朝寝て 昼寝て 晩に寝て
         ときどき起きて昼寝する」
   
   この阿呆な歌の作者は不詳だが,私の正月は
  寝正月だった.起きてもパソコンにはさわらず,
  読書をした.
   ひたすら『日本書紀』と『百済本紀』を読んだ. 
   そして,大発見をした.それは,日本という国
  が百済の後継国家であるということだ.このこと
  は,冥土まで続く私のテーマになるだろう.
   日本のルーツが見事なほど明確になるので,
  百済のことは折にふれ,書いてみたい.
   
   この正月,日本国の未来のことは,毎日新聞が
  社説で見事に説きあかしている.
   毎日新聞がいう「公」の概念は,ハーバーマス
  やアンナ・ハーレントなどの極めて良質な政治学
  を踏まえた意見で,私は全く異論がない.
   舛添要一や猪口邦子など極めて悪質な政治学者
  がのさばる政界に,『公共性』の定説を突きつけ
  る毎日新聞の姿勢は,実に爽やかだ,
  (本年,毎日新聞の欠点は,創価学会に弱い,と
  いうことだけになった<笑>)
   毎日の社説の圧巻は,米国の世界覇権が終焉!
  と明確に終止符を打ったことだ.
   サブプライム問題,イラク戦争,テロとの戦い,
  温室効果ガス,…どの問題をとってもアメリカは,
  もはや世界のリーダーとしての精神的指導性を
  有していない! と毎日新聞は断言する.
   これは認めざるをえない,と私は震撼した.
   
   今年は『米国の世界覇権の崩壊』,このことを
  常に念頭において世界を見ていかねばならない.
   そういえば…,
   株式チャートにもアメリカの終焉が出ている!
   下図を見て,是非とも確かめてほしい.
     
       2008/01/03   飯山一郎
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いかに永く生きたかではなく いかに良く生きたかが問題だ.(セネカ)
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