先週,NYダウは1週間で4.2%も下落し,『大崩壊』に突入した. 『一目均衡表』と『大崩壊説』.この罫線分析手法の先見性と予知能力の切れ味は, 読者諸兄には,ご理解いただけたと思う. 『一目均衡表』の一目山人先生と,『大崩壊説』の木佐森吉太郎先生には,あらためて敬意を表す次第である. そして,大学では教えぬ『一目均衡表』と『大崩壊』の理論が,今後,益々,的中率が上昇していくことを,お二人の御霊にご報告したい. さて,なぜ,『一目均衡表』の的中率が上昇していくのか? 答は簡単である. 世界中のアナリスト,株式評論家,一般投資家が『一目均衡表』を使って株価の分析をしているからである.そして『一目均衡表』どおりの投資行動をとるからである. グランビルの『移動平均線説』も,普及するにつれて的中率が上がっていった.これと同じである.「理論」とはそういうものである. 「哲学」も「思想」も,人々の共感をえながら世の中に広まっていく…,非常にメンタルなものだ. 「思想」だけではない.「政治」も「政府」も,「権力」でさえも,メンタルなものだ. 「政府」の存在を信じ,「権力」の強さを認める者がいるからこそ,「政府」も「権力」も「支配」を貫徹できるのだ. 「支配」は「服従」があってこそ成立する! これは政治学のイロハである. 「服従」とは,服従心.服従する感情である.政治学も,実は, 「心理学」なのである. さて,「株価」も大変にナーバスだ.メンタルそのものだ. いま,アメリカは,顕著に弱い「センチメント」(株価心理)になっている. だから,さらに下落するだろう.『大崩壊』も進行していく.恐慌状態になるまで! 日本には,楽観論者が多い.全く困ったものである.株価下落時の楽観論は,ケガを大きくするからだ. 日経平均が暴落寸前! であることを説明したチャートを載せた.ご笑覧のほど. . 2008/06/30 飯山一郎 . |
いかに永く生きたかではなく いかに良く生きたかが問題だ.(セネカ)
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