中国の新華社通信が7日に公開した北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記と中国の胡錦濤主席の対話要旨。間接話法となっている原文を、対話方式に整理した。
■胡錦濤主席
一つ目は、指導者層の交流継続。二つ目は、戦略的疎通の強化。両国は毎回あるいは長期的に両国の内政・外交での重要問題や、国際・地域情勢、党・国家統治の経験など共通の問題について、深度ある意思疎通を図る必要がある。三つ目は、経済貿易協力の強化だ。両国政府の担当省庁は経済協力強化のため、真剣に議論すべきだ。四つ目は、人文交流の拡大。五つ目は、両国が国際・地域問題で協力を強化し、さらなる地域の平和と安定を図ることだ。
■金正日総書記
最近合意した新鴨緑江大橋の建設は、両国の友好協力の新しい象徴だ。朝鮮は中国企業の北朝鮮投資を歓迎する。中国を訪れるたびに、中国人が「中国式社会主義」の偉大な事業から新たな成果を収めていることについて、深い印象を受ける。中国の発展は朝鮮人民を大きく鼓舞し、励みになる。韓半島(朝鮮半島)の非核化を堅持するわれわれの立場に変わりはない。われわれは関連当事国と共に努力し、6カ国協議再開のための有利な条件が造成されることを希望する。都合の良いときに朝鮮をまた訪問していただきたい。