バイオ構想「応援する」 小泉元首相が宮古来島

バイオ構想「応援する」 小泉元首相が宮古来島

伊志嶺市長(手前)と会談する小泉元首相(右)=14日午前、宮古島市役所平良庁舎

 【宮古島】小泉純一郎元首相ら自民党の衆参両院議員が14日午前、バイオエタノール関連施設の視察のため宮古島市を訪れ、伊志嶺亮市長と面談した。小泉氏は、石油業界の協力が得られず難航している宮古島の「バイオエタノール・アイランド構想」の意義を強調し「今は協力しなくても協力するよう地元(議員)を窓口に党を挙げて宮古島が日本一の環境モデルになるように意欲を持って応援する」と強調した。
 伊志嶺市長は「宮古全体のガソリンスタンドで(バイオエタノール燃料を)給油できるようになればと思っているが、実現できるか心配している。(小泉氏の)来島は力強い」と語った。
 小泉氏は「日本は石油依存率が先進国の中でも高い。石油依存を避けるよう努力しないといけない」と指摘。「今回は関係省庁の担当者がすべて来ている。ピンチをチャンスに」と語った。
 小泉氏は首相だった2006年、当時の二階俊博経産相に宮古島などでのバイオ開発に力を入れるよう指示するなど意欲を見せていた。今回は「宮古島エコアイランド自民党視察団」として小泉氏を団長に参院議員の川口順子氏、中川雅治氏、島尻安伊子氏や衆院議員の山本公一氏、西銘恒三郎氏らが参加。

(2/14 16:04)