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2008.06.26 Web posted at:  12:55  JST Updated - CNN
ビジネス

ドバイの「変形する高層ビル」、完成予想図公開

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ダイナミック・タワーの完成予想図。各階が回転するため、全体の形を変えられる

(CNN) 米ニューヨークを拠点とする建築家デビッド・フィッシャー氏のダイナミック・グループは25日、中東アラブ首長国連邦ドバイに建設予定の「ダイナミック・タワー」(高さ420メートル、80階)の完成予想図を公開した。

同タワーは建築にプレハブ工法を採用し、「世界初の変形する高層ビル」を実現する。各階の間に風力タービンを装備することで、各階が独立して回転するため、いつでもタワーの形を変えられるのが特徴だ。通常の高層ビルの場合は約2000人必要な作業員数も、プレハブ組み立て現場で600人、建設現場で80人と大幅に少ない。

住宅の販売価格は1戸当たり400─4000万ドル。完成は2010年に予定されている。フィッシャー氏はドバイ当局から開発許可を取得済みだが、建設予定地は具体的に明らかにしていない。

フィッシャー氏はモスクワとニューヨークにも同様の高層ビルを建設する計画で、カナダや欧州、韓国も関心を示したという。モスクワ市当局が建設を許可するかは未定。

フィッシャー氏には高層ビルの建築に携わった経験がないため、こうした設計を疑問視する向きもある。これに対して同氏は、英国やインドの著名建築家やエンジニアと連携していると説明している。

原油価格140ドル継続なら、産油国へ所得流出200兆円 08年推計

 原油価格の高騰で、石油の消費国から産油国への所得移転が進んでいる。原油価格が現在の1バレル140ドル前後で年内推移した場合、日本を含むアジアや米国、欧州から中東・ロシアなどの産油国に流れるお金は約200兆円にのぼる見通し。1970年代の2度の石油ショック時を上回る「富の移転」が生じる見込みで、日本からも原油代金として国内総生産(GDP)の5%強にあたる企業や個人の「稼ぎ」が資源国に流出する計算だ。

 所得移転の額は英BPの石油貿易統計などから推計した。原油の貿易量が2007年並みで推移し、原油価格が08年の残りの期間中1バレル140ドルで推移すると想定。原油輸入国の「米国」「欧州」「日本」「中国やインドなど他のアジア地域」から、「中東」や「ロシアをはじめとする旧ソ連圏」などに支払う原油代金を計算した。(2008.06.28)

いかに永く生きたかではなく いかに良く生きたかが問題だ.(セネカ)
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