ジーラント・システム
ライン 

設置後10年東日本ジーラントのジーラタワー
                                  <縦型せせらぎプール>
配置図

当社創業後ほどなく、ジーラタワーを設置した。直径2.5m、高さ2.6m。
事務所の全排水処理は、既存のコンクリート槽を利用し、そこに接触材や散気管を付加して処理装置とした。
この処理槽は、実験装置でもあり、いろんな汚水を投入して水の変化などを観察・実験してきた。
処理水はさらにポンプでこのジーラタワーに送られ、上から下に濾過されながらジーラ材全体に浸潤。下部から染み出し水を集め手前の池に入るはずだった。ところが驚いたことに、8年間ほどはタワー内で消滅し一滴も染み出なかったのである。水が消える現象は、2年程前にオーナーの自宅の排水全部を合流させるようになって起こらなくなった。
杉を特殊加工した各種チップ剤が、排水を飽和状態まで抱え、その間にある種の微生物の作用で「水のクラスターが小さくなり、蒸発散しやすい水に変化する」という現象が生じたと推測できる。
タワー上部の床から ミニトマトが発芽!
ジーラタワー上部排水中にミニトマトの種が混じり、タワーにポンプアップすることが繰返される。ジーラ剤が培地となり発芽したようだ。
長年、処理水がジーラ剤を通過することにより、多様な微生物群やミネラル分が蓄積し、作物の生長にほどよい環境が形成されたと思われる。葉の色ツヤや実成りはすこぶる旺盛で、病気も皆無。
もうすぐ、真っ赤なミニトマトが、スタッフの昼の食卓に乗るのが待ち遠しい。
ジーラントシステムから生まれた処理水は、作物の成長にもすこぶる効果的であることが、ここでもうかがえる。
                            (ジーラタワー上部で成長中のミニトマト) 

システムの概要