叶徳様は、ネギトロ製品の加工・販売を展開しています。工場は市街地にあり工場敷地も手狭で、いかに排水処理装置をコンパクトにして、基準値をクリアーするかが課題です。 当初は排水量も少なかったのですが、業績の向上にともない排出量も増加。敷地が限られているため槽増設は不可能。 そこで2期工事では、原水ピットやスクリーンの新設。前処理効率を向上させるためグルンバも新設。最終処理の「せせらぎプール」は、SS分の捕捉効率をアップさせるため大改造を行い、システム全体で処理能力を向上させました。 「グルンバ・ジーラントシステム」は、グルンバ・没有槽・超音波酸化槽・接触材・せせらぎプールなど、当社の培ってきた技術を多彩に組合せて、立地条件の困難さを克服しています。 |
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工場全景 |
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ス ク リ ー ン 過 曝 気 槽 前処理工程 マグロ解体時の皮や骨などの残渣物は原水槽の網かごで捕捉。さらにスクリーンで除去後、過曝気槽に導かれます。 没 有 槽 グルンバエンジン 排水処理装置 ヒガシニホンで開発した「グルンバエンジン」で処理すると、内部で発生する強烈な衝撃波により、クラスタ(水の分子集団)の小さな水に変化し、生物処理がしやすくなります。このグルンバシステムを付加することで、処理水質が大幅に改善します。 せ せ ら ぎ 槽 最終浄化・放流 没有槽で処理された水は、最後に「せせらぎプール」を通過させ、放流基準値をクリアーするよう、さらに浄化します。 |
グルンバエンジン(左) スクリーン(右) |
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▲せせらぎ頭部 接触材を充填してあり、SS分の捕捉効果は抜群。定期的なメンテナンスもラク。 |
▲せせらぎ全景 ジーラ剤や軽石層を通過し、ろ過や生物処理が更に促進される。 |
▲放流ピット 汚水中のSS分はわずか。浄化された水が放流ピットから用水へ。 |
▲放流水 排出基準値をクリアした水が田んぼの用水として利用されている。 |