古谷乳業様 成田工場(千葉県香取郡)の事例 | |
千葉県では「フルヤの牛乳しか飲まない!」という家が多い. たしかに、絶妙なコクがあって感激するほどに美味い。当然に売り上げもウナギのぼり。工場は祝祭日も休みなしのフル稼働だ。 問題は、排水量が増えて汚水処理装置がパンク寸前になってしまうこと。さらにバルキングや、多量の余剰汚泥の発生も大きな悩みのタネになっていた。 操業を停止せず改善工事を実施する。しかも処理施設の性能を格段に向上させる。 …そこで、究極の解決策として グルンバエンジンが採用されたのである。 |
グルンバ・ダイナミクス | |
調整槽上部に付加装置 右より、グルンバエンジン・過給機・ブロア・スクリーン 過給機=グルンバ処理水をさらに曝気し、散水装置へ導く装置。 |
排水概要/乳製品全般の加工、日量約800m3 ●改善工事の概要 ※調整槽の機能を保ち、散水ろ床方式に転換。 ※汚水を「グルンバ」に導く。 ※調整槽に散気管を増設。 ※調整槽上部からの散水装置を付加。 ※生物処理を促進する発酵菌培養装置設置。 ●改善工事にあたり、お客様ご要望の− 1.槽の増設をしない。 2.処理施設全体の能力を大幅に向上させる。 3.改造費用・維持管理費用を削減させる。 4.処理装置を停止せず、改造工事を行うこと。 以上を満足させるリニューアル工事を実現。 |
グルンバエンジン 汚水を激しく回転・すり合わせ、SSを超微細化する装置。 |
有用菌培養装置 汚泥中の有機物分解を促進させる目的で新設。 最終生成汚泥量の減少と、装置全体の能力向上をはかる。 |
沈殿槽集水溝 沈殿分離槽の上澄水が放流される。改造後は、この水質は安定している。 |
●第2期 改善工事 | |
散気管を交換後の曝気槽1・2 |
画気期的な散気管に交換、 曝気効率が大幅向上! この規模の排水施設では、ルーツブロワの稼動に大量の電力を消費する。同じ電力消費量なら、曝気効率の高い散気管が理想である。 当初設置の散気管は、曝気効率が悪く現在は老朽化も進行。そこで当社の提案により、散気管の部分交換工事を挙行。(調整槽と第1・2曝気槽のみ) この工事により、槽内の溶存酸素量(DO)が大幅に向上。処理装置の維持管理の省略化に加え、放流水質がさらに向上した。 <改善工事時期 2000.7月下旬> |