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記事入力 : 2010/09/13 09:01:08

金総書記訪中:正恩氏、胡錦濤主席と会談=消息筋

 中国の対北朝鮮貿易業者など消息筋は12日、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者とされる三男・正恩(ジョンウン)氏が先月末、金総書記の訪中に同行し、中国の胡錦濤国家主席と会ったと証言した。

 同筋によると、正恩氏は三人組による警備を受け、金総書記に同行した。ただし、西側メディアに撮影されることを避けるため、別の車両に乗り、随行員の一人であるかのように行動したという。

 複数の対北朝鮮消息筋は、金総書記が先月27日、吉林省長春市で開かれた胡錦濤主席による歓迎の夕食会で、正恩氏を胡主席ら中国指導部に紹介したと伝えた。朝鮮中央通信は先月30日、金総書記が席上、「朝中親善のバトンを次の世代にしっかり渡すことはわれわれの歴史的使命だ。代を継いで朝中親善を引き続き強化、発展させていくことは、北東アジアと世界の安定を守る上で重要な問題だ」と語ったと報じていた。

 正恩氏を胡主席に紹介した金総書記は、夕食会で上機嫌になり、中国の茅台(マオタイ)酒を1本以上飲み、随行した北朝鮮側関係者は先に酒に酔い、ダウンする姿も見られたという。こうした情報からみて、金総書記から正恩氏への権力世襲後も、中国は北朝鮮をこれまで同様に支持、支援することを約束したとみられる。これに関連し、中国は「北朝鮮が崩壊しない程度に」行ってきた対北朝鮮支援を、「北朝鮮が自ら再起できる程度」へと大幅に増やしたとされる。

 対北朝鮮消息筋はまた、中国が無償援助と同時に「経済協力」方式で北朝鮮の市場経済化を支援し、北朝鮮を経済改革へと誘導する戦略を取っていると証言した。このため、北朝鮮が近く、独自の経済改革措置を発表するのではないかとの観測が出ている。

特別取材チーム
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

(記事入力 : 2010/09/13 09:01:08 朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/news/20100913000021
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