離婚した夫婦100人に聞きました。
「一日の会話時間は何分ぐらいでしたか?」答はゼロから5分というのが大半。どうやら離婚する夫婦は会話をしないらしい。
つぎに、完璧に円満な夫婦100人に聞きました。
「一日に何分ぐらい会話をしていますか?」答は平均50分。なかには2時間(!) という回答者も多かったそうだ。してみると、夫婦円満の秘訣は会話にあるといってもよさそうである。少なくとも一日に50分以上の会話をする夫婦に離婚はないのである。単身赴任で遠く離れてしまっても、仲のよい夫婦は必ず毎日電話でとりとめもない会話を交わす。これでいいのだ。会話こそが「愛の永続」を保証する重要な条件なのだから。 |
いい関係が欲しければ”いい会話”の努力を |
「会話の重要性」は夫婦の間だけではなく、あらゆる人間関係にあてはまる。取引関係も恋人との関係も友人関係もみな同じだ。あの冷戦時代、米ソがギリギリのところで大陸間ミサイルのボタンを押さずに踏みとどまれたのも、両首脳の執務室を結ぶホットラインという名の電話回線を使った会話が成立していたからなのだ。ともかく、いい関係にしたかったら積極的で友好的な会話を成立させなければならない。
「いやぁ私は話ベタでねぇ。話題が見つからないときの沈黙がこわくて……」
などとお嘆きの方に、話題の見つけ方の秘訣を公開しましょう。 簡単なんですね、これが。自分の目の前にある事物を話題にすること。これが秘訣だ。 ときとして、会話する2人の間に気まずい沈黙の時間が流れることがある。これがイヤだったら、
「このテーブル、相当古いんですね?」などと、目の前のテーブルを話題にする。「静かなところですねぇ。」などと、まわりの状況を描写してもよい。 それでも相手がツンとして黙っていたら、これはよほど相性が悪いと思っていい。この場合は改めて出直したほうがいい。出直し!ということが判明したのだから、「会話」は成功と思っていいのである。 |
どこにいても必ずつかまる
留守デン+ポケベルの威力 |
さて、電話。これが便利なのは、どんなに遠く離れていても会話ができるということだ。しかも相手が地球の裏側にいても電話がつながったとたん二人の距離はゼロになる。素晴らしい!
ところが最近は電話をかけても皆さん多忙で不在が多く、なかなか話ができないことが多い。そこで登場してきたのが留守番電話である。これは便利だ。相手が留守でも確実に用件が伝わるからだ。
この留守電に話すのが大の苦手という方がおられる。けれども、留守電だろうが大統領だろうが相手が話を聞いてくれるというときは大いに喋るべきだ。もの言わぬは腹ふくるるワザなり、と昔の人も言ったではないか。
この留守番電話とポケットベルを組み合せると、さらに便利になる。留守電にメッセージが録音されると同時にポケベルが鳴るようにしておく。ポケベルが鳴ったら、出先から自宅にある留守電に電話をしてメッセージを聞き、すぐに先方に電話する。……私はこのシステムを15年間も使っている。だから、いついかなるときでも私を呼び出せるので、家族も友人も取引き先も安心して満足している。どこに行っているか分からない、連絡もとれない、困った、という事態は、私に関しては皆無。必ずつかまる頼もしい男! というのが私のイメージなのである。エヘン。 |
電話回線(データ通信網)が
”国家”を消滅させる日 |
ところで、地下鉄の車両はどうやって地下に入れたの? という話に似ているが、電話、これは不思議だ。いま全国に電話は七千万台以上あるが、この膨大な数の電話が相互に、しかも瞬時につながるのだ。いや、私の電話は地球の裏側にあるブラジルの友人の家にも簡単につながってしまう。すごいッ!
「飯山さん、当り前のことに何を感心しているんですか?」などと言うなかれ。私の机の上にある電話が世界中の電話と簡単につながるという事実の意味は、じつは大変に重いのだ。 どういうことかというと、電話の回線というのは、通話のためだけではなくデータ通信用に使用できるということだ。このことはパソコン通信のシステムに慣れきっている私たちには、ごくごく当り前のことで、いまさら驚くべきことではない。
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